ケーススタディ:フリーズアウトトーナメント(ハンド3)

〇状況設定

$100バイインの$1,000バイイントーナメントへのサテライトでの序盤。ブラインドは10/20で、私はテーブルのどのプレイヤーにも馴染みがない。

シート3がアンダーザガンからリンプインしてきた。トーナメントのこのような序盤では、私はAKでならいつもよりも少し大きめのレイズをするほうを選ぶ。特にいまのようにリンパーが前にいる場合はそうだ。もし誰かが後ろでコールしてきたらポジションなしにプレイすることになるし、こういう手は多人数参加のポットにはしたくない手だ。私としては、ポットサイズのレイズを入れて、コールドコーラーが出てこないようにしたいところだ。私は90へとレイズする。後ろのプレイヤーは全員フォールドしたが、スモールブラインドとリンパーはコールしてきた。

相手はどちらもチェック。ボードのテクスチャ(ボードのカード同士がどう絡み合ってハンドやドローを作る可能性を見せているかという状態のこと)を見るこでコンティニュエーションべットを試みるのは、とてもリスクが高そうだ。相手に私がオーバーペアを持っていると納得させられない限り、そして相手がどちらもハンドに留まれるようなドローを持っていない限り、フロップでポットを勝ち取れるチャンスはほとんどない。私はフリーカードをポジションのある状態でもらうことにして、チェックする。

フリーカードをもらってそれをヒットさせるというのは、いつだって気分のいいものだ!私はここでトップペア・トップキッカーを持っているが、ボードのテクスチャーは依然として危険なものだ。もし相手が両方ともチェックしてきたとしたら、ここでもタダでリバーを見ることになっただろう。それによって自分の手の強さを見せかけて、リバーでもし再び相手がチェックしたら、楽にバリューべットできる状況を作るのだ。だが、そういう機会は与えられず、シート1が290をリードしてきた。これはポットと同じサイズだ。もしシート3がフォールドしていたら、私はコールして、ポットをできるだけ小さく保とうとしただろう。しかしシート3はそうではなくミニマムレイズである580へとレイズしてきたのだ!前で起きているアクションから考えて、私は自分のハンドがベストハンドだとは思えなかったので、フォールドすることに決める。

シート1は290をコールした。

シート1はチェックして、シート3は540をベット。

シート1はフォールドして、シート3は自分のハンドをマックする。

絶対間違いないとまでは言えないが、同じような状況での経験からすると、シート3はおそらくフロップでセットを引いて、フロップで私を罠にかけてチェックレイズするつもりだったのだろうと思う。だがハンドを用心深くプレイすることで、フロップ後にチップを1枚もつぎ込むことなくこのハンドから逃れることができたのだ。

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