ケーススタディ:フリーズアウトトーナメント(ハンド2)

〇状況設定

$150バイイン、$100K保証フリーズアウトトーナメントの第1レベル。ブラインドは10/20で、私はどのプレイヤーにも馴染みがない。

このハンドでオープンレイズするのは標準的で、全く問題はないとも言える。というのもこれがベストハンドたろうと思われるからだ。だが私はここでブラインドの30チップを勝ち取ることは眼中にない。私がやりたいのは安く強い手を作って、そんなことは疑っていない相手を打ち負かすことだ。ここはリンプして、もしフロップで負けているかもという疑いがあれは、これ以上のチップを入れることなく手を諦めても全く構わないと私は思っている。私は20をコール、スモールブラインドはコンプリート(スモールブラインドが1/2BBをコールすること)、ビッグプラインドはチェックした。

夢のフロップとはこういうのを言うのだ!ものすごく強い手を上手く隠れた状態で作っただけでなく、もし相手のどちらかに6があれは、とても大きなポットをプレイできるはすだ。相手は両方ともチェック。ここは同じくチェックしたいという誘惑にかられるところで、相手にフリーカードを与えて、オーバーカードにペアをヒットさせるというように、手を完成させてほしい。しかしながら、相手がヒットしたとしても、私がそこで突然レイズを仕掛けたら、相手はこっちがトリップスを持っているのではと疑ってしまい、激しいアクションが起きることはないだろう。

さらに重要なのは、もし相手が6をチェックしているのならば、ここで大きなポットを作るチャンスを逃すことになり、この後のストリートで相手が自分の手の強さを疑わせる原因も作ってしまうことにもなるのではということだ。一方で、もしフロップフルハウスで私がリード(最初にべットすること)していって、相手のどちらかが6を持っていてくれたら、私は相手のスタックを全部取ることができるだろう。つまるところ、相手は私がフロップでの10のフルハウスを持っていたりしたら、チェックするはずだと思っているだろう。違うたろうか?私は40をベット、シート1がコールした。

こで相手が120をリードしてくる。これはいいニュースで、彼が6を持っていてポットを作りにきているということのようだ!最悪でも彼がケース10(最後の残された1枚の10)を持っていてアクションを起こせるぐらいにいいキッカーは持っているのだろう。たが10のうち2枚は私の手の中にあるわけだし、彼がフロップでコールドコールしたところからみて、彼が6を持っているとみてまあ間違いはあるまい。ここで6のトリップスを持っていてフォールドできる相手というのはまあいないので、こはスロープレイではなくバリューべット(ベストハンドたと思われる手でべットして、コールしてもらうことで、手のバリューに見合った額を引き出そうとするべット)すべきだろう。ここはできるだけポットを大きく膨らませて、リバーで最大限のバリューを得られるようにしたい。私は彼のべットのほぼ3倍である340へとレイズする。相手はコール。

相手は820のポットに対して420をリードしてきた。彼が6を持っているのは間違いのないところで、もし私がオールインしたとしても、彼が降りるのは難しいだろう。そこで私は最大限のバリューを得るべく2,500をオールインする。相手はコールして846を開いた。下のフルハウスがリバーでできていたのだ。

相手がリバーでフルハウスになったのは間違いなく私にとっては幸運なことで、これで相手はフォールドすることが不可能になった。もし相手がフルハウスになっていなければ、多分相手はチェックして私のリバーでのべットをコールしただけに留まっていただろう。もし相手がチェックしていたらそれでも私はオーバーべットになったにせよ、リバーでオールインしていただろうとは思う。そこまでで相手は500チップをつぎ込んだたけで、私のオールインは2,500ではあったが、それでも100パーセントの確率でコールしてくれたはずだ。経験豊かなプレイヤーであったとしても、この場面で6のトリップスを降りるのはとても難しいのだ。

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